離婚する運びとなりました!

あれよあれよと、コロナ離婚となりました。

新婚時代の違和感

それでも新婚時代は、普通に仲が良かったと思います。所々この人ちょっと変とか、この人のお母さん、かなり嫌な感じと思ったことはありますが、結婚したことも初めてですからこんなもんかなと思っていました。どこが変わっているかといいますと…


新婚の奥さんが料理の本を見て、頑張って作るとします。もしその料理がちょっとどうかなと思っても、よほどまずくなければ、頑張ってくれたね、ありがとうと言葉に出しおいしくいただくと思います。彼の場合ははっきりと、無駄な努力だとか〇〇が入っていない、などとマイナスのところだけ行ってくるのです。


その時に、私はこうして欲しいとかこういう風に思って欲しいとか意見を言うのですが、そういう意見を聞くこともなく、物に当たったり暴言を吐くんですね。

自分以外は全て敵というような態度でした。

話し合いができない人間だったのです。


プライベート見合い写真は元カレ撮影

付き合う彼が全てダメ彼の私は、結婚相手は絶対に間違えないと決意していました。そこで親戚のおばちゃんや知り合いの伝をたどって、お見合い相手を探しました。勤め先の知名度と年収を優先させました。それが間違いだったんですよね。優先されるのは《コミュニケーション能力》だと思います。バブルの頃で調子に乗っていた私は、大事なところを見落とし、何回かお見合いをしました。


お見合いをするまでに、何回かデートをしていた男の子に撮ってもらった写真を、プライベート写真として相手に渡しました。大好きな男の子に向けての笑顔の写真ですから、相手も可愛いなぁと思ってくれたのかもしれません。お見合いをして、しばらく付き合いましたが、その時にこの人最低だわ、と思うところがたくさんありました。それでも付き合うことを止めず、結婚してしまったのは私の責任ですね。


その頃の自分を責める事は、今の自分を否定してしまうことになるので、もう考える事はやめました。しょうがなかった、あの頃は仕事を辞めたくて、寿退社をしたくて、みんなにうらやましいと思って欲しくて、私が決めて結婚したことです。今私は自分が大好きなので、あーすればよかった、ひとつ前の見合い相手と結婚しておけばよかった、そもそも見合いをせずに、ダメ男でもその彼と結婚すればよかった、と思わないようにしています。違う分岐であれば、幸せになったかもしれないと思う事は生産的ではありませんね。





女はクリスマスケーキではないよ。

新型コロナウィルスに人々が翻弄される世の中になって1年半が過ぎようとしています。目まぐるしく世界は変わっています。そんな中コロナ離婚も増えていると聞きます。

2020年の4月に出た緊急事態宣言を聞いて、まもなく私は離婚届を提出しました。やっと終わった。ああ長かった。それからどんな生活が待っていようが、もうこの男と暮らすことは無理。結果はこうだったけれども、始まりはありました。

今だったら、セクハラで訴えることができるようなことが、30年前は平気で言われていました。
適齢期という言葉。クリスマスケーキに例えられていました。12月24日はクリスマスケーキが美味しく食べられる日です。25日になれば、安くなったケーキが店頭に大量に並ぶ。それと同じように、25歳になった女の子は、もう賞味期限切れだよ、と烙印を押されていたのです。

その呪いのような言葉に囚われ、この人と一緒になれば、食いっぱぐれないだろう、という理由で結婚相手を選んだ私は、やっぱり間違っていました。

女の子をクリスマスケーキに例えていたことは間違いだし、その言葉を鵜呑みにしていた自分も間違いなんですね。

写真は都内のホテルの庭の鯉。

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