女はクリスマスケーキではないよ。
新型コロナウィルスに人々が翻弄される世の中になって1年半が過ぎようとしています。目まぐるしく世界は変わっています。そんな中コロナ離婚も増えていると聞きます。
2020年の4月に出た緊急事態宣言を聞いて、まもなく私は離婚届を提出しました。やっと終わった。ああ長かった。それからどんな生活が待っていようが、もうこの男と暮らすことは無理。結果はこうだったけれども、始まりはありました。
今だったら、セクハラで訴えることができるようなことが、30年前は平気で言われていました。
適齢期という言葉。クリスマスケーキに例えられていました。12月24日はクリスマスケーキが美味しく食べられる日です。25日になれば、安くなったケーキが店頭に大量に並ぶ。それと同じように、25歳になった女の子は、もう賞味期限切れだよ、と烙印を押されていたのです。
その呪いのような言葉に囚われ、この人と一緒になれば、食いっぱぐれないだろう、という理由で結婚相手を選んだ私は、やっぱり間違っていました。
女の子をクリスマスケーキに例えていたことは間違いだし、その言葉を鵜呑みにしていた自分も間違いなんですね。
写真は都内のホテルの庭の鯉。